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 和歌山市を拠点にするシンガーソングライター、さつきのあきさん(写真)が5日、ファーストミニアルバム『5─satsuki』を発売した。これまで書きためた30数曲から5曲を厳選。従来の弾き語りスタイルだけではなく、バンドサウンドの楽曲も収録した。「たくさんの人に出会い、自分1人では出せない自分を表現できた。私を知ってもらうアルバムです」と話している。

 静岡市出身のさつきのさん。音楽プロジェクトのため昨年、和歌山市に移り住み、ライブ活動を展開する。飾りのない言葉と思いを込めた楽曲で知られる。インターネットの動画サイト、YouTubeでは「さつきのあきちゃんねる」と題し、毎週1曲を更新。幅広い年代に向け、カバー曲を中心に披露する。

 今回は「きらめきとせつなさ、ナチュラル」がテーマ。大半の曲をバンドをバックに歌った。5曲目の『ありがとう』は、ギターで初めて作ったメロディーに、今まで歩んできた思いをのせた。さつきのさんは「ポップソングのきらめきとバラードのせつなさ。様々な色を出せた」と笑う。

 CD発表はスタートラインで、次の目標は来年2月7日(日)、和歌の浦アートキューブで開くソロライブ。「『見せる、聴かせる』、そんなライブを目指しますが、みんなでつくる空間にできるとうれしい。日常の何気ない瞬間に寄り添う曲を歌えるようになりたい」と抱負を語る。

 CDは1300円。ツタヤウェイ・ガーデンパーク店などで販売。ライブは2000円。詳細はさつきのあきHP。バーズミュージック(073・423・2787)。
(ニュース和歌山2015年11月25日号掲載)