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 サイクリングでまちの資源を再発見しようと、和歌山市の職員でつくる「サイクリングロード魅力アップ政策研究グループ」が11月22日、同市西浜の中央卸売市場からマリーナシティまで約12㌔を自転車で走った。尾花正啓市長や県サイクリング協会のメンバーら29人が海沿いを駆け抜けた。 

 健康志向や自然に配慮したエコ意識の高まりで全国的にブームになっているサイクリング。県は紀の川沿い、海岸沿いなど総延長約800㌔のサイクリングロードの整備を進めている。このうち、同市では加太から毛見までの海沿い30㌔を予定している。

 22日は海沿いルートの一部を走行した。中央卸売市場を出発し、雑賀崎を通過して和歌浦のおっとっと広場で休憩。浜の宮ビーチに沿ったシーサイドロードを走り、約1時間半でマリーナシティに到着した。この後、自転車店やコースを確認できるスマートフォン用アプリの開発、レースなど自転車を活用した地域づくりに向け、意見交換した。

 同グループの西林孝紘リーダーは「比較的平坦で初心者でも走りやすいコース。雑賀崎に和歌浦と絶景ポイントが多い。自然豊かな景色に食や歴史の要素をプラスして発信したい。官民が連携して自転車文化を育てていければ」と張り切っていた。

写真=マリーナシティへの橋を走る参加者たち
(ニュース和歌山2015年11月28日号掲載)