まちなかSDGsロード

 和歌山市中心部を歩いて楽しいまちにしようと、和歌山まちなかシルクロード構想実行委が発足した。手始めとして、JR和歌山駅と南海和歌山市駅を結ぶ道を「まちなかSDGsロード」と位置付け、周辺の商店街で同時にイベントを開いて人の動きを生み、活性化につなげたい考えだ。

 実行委は各商店街の関係者や大学教授ら約20人が6月に立ち上げた。中心部を盛り上げるために着目したのが、和歌山駅と市駅間が40分程度で歩ける点。この間にある商店街でSDGsをテーマに、清掃とイベントを行っていく。

 7月7日にはプレイベントとして、みその、アロチ、北ぶらくり丁で清掃活動と、七夕のささ飾りを行った。清掃には計47人が参加。実行委員長の野口千惠さんは「別々にまちづくりをするのではなく、一体で行うことで中心部に活気が生まれれば、周辺地域に波及していく。商店街の人も、集まった人も、皆が主役になれば」と呼びかける。

 8月8日㊐午後2時から、みその、アロチ、北ぶらくり丁で清掃と打ち水を行う。みそのでは商店街で集めたゴミと防災グッズを交換する。また、4時から北ぶらくり丁で「まちなかSDGsロード宣言」を行う。このほか、北ぶらくり丁とアロチのちひろで、紀の国わかやま総文に参加している全国の高校新聞部員が和歌山を取材し、製作した新聞を展示する。

写真=7月、アロチではささの代わりに街路樹の柳に飾り付けした

(ニュース和歌山/2021年8月7日更新)