生石高原北側のふもとに270枚ほどの田が広がる中田の棚田(紀美野町中田)で9月17日、稲刈りが始まった。地元住民らでつくる中田の棚田再生プロジェクトを中心に、棚田サポーターズが昔ながらの手刈りで汗を流した。

どんどん刈り取っていく子どもら

 この日の参加者は約40人で、東京から来た人も。黄金色に実った早生米「ヒカリ新世紀」の稲を、大人も子どもも一生懸命に刈り続け、午前中に田2枚分を完了。「束にして麻ひもでくくる作業が難しい」と口をそろえる中、力を合わせ、1時間半ほどで天日に当てるための稲架(はさ)かけまでやりきった。午後もほぼ手作業で行い、1日で5枚分を終えた。

 今年は18枚の田に植え付けており、10月末までにもち米の「神楽餅」、晩稲(おくて)の「あさひ」を順次収穫していく。

 同プロジェクトを引っ張る小川地域棚田振興協議会の北裕子会長は「美しい景観と文化を未来へ残すため、棚田を守り続けていくシステムが必要。米作りを核に、空家活用や観光資源開発にもチャレンジしていきたいです」と意気込んでいる。

 詳細は中田の棚田再生プロジェクトHP

(ニュース和歌山/2023年9月23日更新)