創業75年の宮本化学工業所(和歌山市小雑賀)が地元への文化貢献を目的に、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』とコラボしたペーパークラフト組み立てキット「戦国武将×甲冑フィギュア」を発売した。和歌山ゆかりの豊臣秀長、豊臣秀吉、藤堂高虎、雑賀孫一の4種類で、精巧に再現された甲冑や武将の精悍な表情が「紙とは思えないクオリティ」と話題を呼んでいる。
手がけたのは横浜市在住の同社相談役、宮本昌城さん(66)。取引先の依頼でペーパークラフトの販促物を企画した経験があり、定年を迎えた6年前から本格的に取り組み始めた。趣味の歴史好きを活かして開発した商品は『鎌倉殿の13人』『光る君へ』など大河ドラマと連動したものも多く、インターネットを中心に関東の土産物店などで販売。軽くて持ち運びしやすいことから外国人観光客や海外渡航時の手土産に喜ばれているという。
キットには、顔や甲冑などが印刷されたシートと作り方の手順書が入っており、用意するのはハサミとボンドだけ。パーツを切り取って貼り合わせれば、約3時間で高さ約23㌢のフィギュアが完成する。特徴は、肩や腕などの関節が可動する点。紙で組み立てた人体部分に鎧や兜を着せる独自の制作手法で特許を取得している。
武具のデザインは博物館の実物や文献、写真などで入念に調べ、側面や背面の細部まで追求した。なかでも秀長の甲冑は、所有する大分県日田市重要文化財「草野本家」から考証資料の提供を受けたほどだ。
「武将たちがどのような構造の甲冑を身につけていたのか『自分の手で形にして知る』楽しさを体験できます」と宮本さん。ただ現在、和歌山で取り扱いがなく、本来の目的である「地元への文化貢献」が果たせていない。「販売に協力してくれる人や店舗を募っています」と呼びかけている。
キットは縦30㌢×横21㌢×厚さ5㍉、重さ175㌘の薄い本型。2200円。
詳細は「鎌倉歴史工房SR」で検索。
問い合わせは宮本さん(kamakura.hs2019@gmail.com)。
(ニュース和歌山/2026年9月19日更新)




























