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 森林での間伐作業を通して自然について学ぶ教室「大人も子供も、プロも初心者も、みんなでつくる市民の森」が2月28日(日)、和歌山市深山の森林公園で開かれる。グリーンバナー推進協会と加太観光協会が共催。グリーンバナー推進協会の溝上嘉章理事は「『木を切ることは悪いこと』と思っている人もいるかと思いますが、適度に切って森に光が入るようにすることが森を守ることにつながるんだと、子どもやその親たちにお伝えしたい」と思いを込める。

 グリーンバナー推進協会(事務局・和歌山市)は森林保護を目的に昨夏立ち上がった一般社団法人。森を守りながら地域の農業と漁業の活性化にも寄与しようと、間伐や植林用の支援金に協力してくれた個人、企業に、県産の農・水産物を贈る取り組みなどを進める。

 一方、加太観光協会は森林公園で2007年から毎年、一般参加を募ってあじさいの苗を植える植樹祭を開いており、20日(土)実施分で10回を数える。また、09年からは加太小学校児童を含め、地元有志で間伐作業も行い、地域の里山を守る活動を続ける。同協会青年部長の稲野雅則さんは「以前は真っ暗だった森が、手入れを続け明るくなり、下草が生えてくるようになりました」と成果を語る。

 28日の教室は午前9時~午後4時。密集した森の木々を適度に伐採し、地面まで日光が届くようにする。稲野さんは「あじさいなどが落とした葉から栄養分が流れ出し、川を通って、海の植物プランクトンが増え、魚たちが育つ。山を手入れすることで、海も良くなるということを知ってもらう機会になれば」と願う。

 無料。途中からの参加や途中までの参加も自由。参加者に弁当あり。希望者は27日までに代表者名と参加人数をグリーンバナー推進協会(FAX073・402・6688、メールinfo@greenbanner.jp)。

写真=間伐したところは地面まで日光が差し込むように

(ニュース和歌山2016年2月20日号掲載)