160716_nodate地元の多彩な果物で紀の川市をアピールするフルーツ・ツーリズム研究会が8月12日(金)午後6時半、同市貴志川町神戸の平池緑地公園で「星空のフルーツ宵のだて」を開く。夏の夜空を眺め、生演奏を聴きながらフルーツ入りの和菓子と抹茶を楽しむ催し。研究会の前田千恵さんは「夏の夜に時間を忘れ、ゆっくりしたひとときを過ごして」と呼びかけている。

 住民と市観光協会らが2014年に発足させた研究会。屋外で抹茶を入れるのだては、茶道の師範で、和菓子の料理教室を開く前田さんが中心となり、これまで桃の花が咲く畑の中や、紀の川市役所でのイベントなどで行ってきた。毎回、県内外から約100人が訪れる人気だ。

 今回は、平池緑地公園のオニバス広場に手作りの竹灯ろうを並べ、赤い傘を立てて茶席をしつらえる。抹茶をたてる体験とともに、紀の川市産の旬の果物を使った水まんじゅうを味わってもらう。7時半からは箏とピアノの生演奏、8時からは同市を拠点に活躍する天文サークルが夏の風物詩、ペルセウス座流星群の観望会を開く。メンバーの説明を聞きながら寝そべり、流れ星や土星、木星などを観察する。

 のだては先着50人。1000円。希望者は同会(0736・77・0843)。コンサート、観望会は無料。

(2016年7月16日号掲載)