紀州材のぬくもりを感じられるキッズコーナー「木育スペース ウッドサークル」が3月、和歌山県内のネッツトヨタ4店舗に登場した。東京おもちゃ美術館を運営する日本グッド・トイ委員会が展開する「ウッドスタート宣言」にネッツトヨタ和歌山が賛同。同館の監修を受け、自動車業界で初めて導入した。

 県面積の77%が森林の「木の国」和歌山。店内の内装や子どもが遊ぶスペースに紀州材を取り入れることで、木や森に親しみを感じてもらい、地場産業の林業を盛り上げようと考えた。

 店内の一角に県産スギの床を設け、ヒノキのボールを敷き詰めた遊具を設置。木のアーチのトンネルもある。スタッフは木育インストラクター養成講座を受講し、木の魅力を発信。海瀬隆太郎社長は「紀州材は目が細かく色味が良い。親子でその魅力を感じてほしい」と話している。

(ニュース和歌山より。2017年4月15日更新)