魚をさばくことを通じ、子どもたちに命や食の大切さを伝える「海と日本プロジェクト さばける塾」が9月24日、和歌山市新和歌浦のおっとっと広場で開かれた。

 同プロジェクトは日本財団や国土交通省などが推進する。さばける塾は昨年から全国各地で開いており、和歌山は今回が初開催。小中学生の親子8組16人が参加した。

 県漁協女性部連合会の〝おさかなママさん〟4人の手ほどきで、和歌浦漁港で水揚げされた新鮮なマルアジ、ヒラアジをさばいた。初めて包丁を握った児童もいたが、魚の押さえ方や包丁の入れ方、ウロコ、トゲの取り方までを教わり、見事三枚下ろしに。切り身をフライや刺身にし、舌鼓をうった。

 「丁寧に魚のさばき方を教えてもらえ、面白く学べた」「家へ帰ってからも挑戦したい」と参加者はいずれも笑顔を浮かべていた。

写真=和歌浦漁港で水揚げされた新鮮な魚を調理した

(ニュース和歌山/2017年10月11日更新)