和歌山市の栄谷団地近くを流れる打手川で、カルガモが子育て中。母鳥の周りを13羽のひなたちが泳ぎ、かわいらしい姿で近所の人たちを癒やしている。

 一列になって母鳥の後ろを歩いたり、草の穂をくちばしでつついたりと、元気いっぱいのひなたち。草を倒して作った特製ベッドの上で並んで昼寝するような姿も見られる。

 近所に住み、ほぼ毎日見に来ている大達義明さんによると、昨年もこの川でカルガモが10羽のひなを育てたそう。午前中はえさを探しているのか活発に動くが、午後はあまり姿が見えないという。「知り合いに教えてもらい、今年は5月中ごろに初めて見ました。そのころのひなは10㌢ほどでしたが、2週間で25㌢ぐらいに大きくなりましたね」。さらに「もうすぐどれが親か分からないほどになり、巣立つでしょうが、来年もここで育ててくれると思います」と期待していた。

(ニュース和歌山/2017年5月27日更新)