《回答者》
◆呼吸器外科
和歌山健診クリニック・キタデ
施設長 木下 貴裕 先生
肺がんは、生存率の低い病気であるといわれています。しかし、自覚症状に乏しいものの、早い段階で発見することができれば治療の選択肢が増え、高い確率で寛解が期待できる病気でもあります。
定期健康診断では、40歳以上の方は、毎年、X線を用いた胸部の単純レントゲンが撮られています。しかし、骨と骨の重なる所や心陰影に重なるところなどに小病変がある場合には、異常のある陰影を指摘するのに限界があります。
現在、たばこを吸われている方、過去にたばこを吸った経験のある方、または咳や息切れが気になる方は、一度、低線量CTを受けることをおすすめします。
低線量CTの放射線被ばく量は、照射線量を低減させて撮影するため、通常のCTに比べて10分の1程度といわれます。画質は通常のCTより劣りますが、早期に治療すれば完全に治癒する可能性がある小さなしこりなどの有無を確認することができ、肺がんに特化した検査方法といえます。
なお、こちらは通常の定期健康診断にはない、オプション検査となります。肺に不安がある方は、低線量CTの検査も考慮されてみてはいかがでしょうか。
(ニュース和歌山/2026年8月16日更新)




























