秋と言えば、食欲、芸術、読書と色々ありますが、はずせないのがスポーツ。皆さんは、和歌山生まれの「バスケットピンポン」、通称〝バスピン〟を知っていますか? 今年で誕生してちょうど50年を迎えます。
福原愛選手も挑戦
バスピンは卓球の4分の1サイズの台で、ピンポン球とラケットを使って競います。ただ台が小さいだけではありません。写真をよ〜く見ると、打つ側の手前中央にゴール穴があるのが分かりますか。ルールは卓球とほぼ同じですが、ノーバウンドで相手の穴に入ればヒットで2点になります。もう一つ、卓球と違うのは、サーブは手で投げる点です。
「幼稚園児から車イスのお年寄りまで、だれでも遊べるのが魅力です。昔、テレビ番組で中学1年生だった福原愛選手も挑戦したんですよ。さすがの腕前でした」と教えてくれたのは、この台を和歌山市山口西で作っている会社、日本バスケットピンポンの社長、北原友也さんです。
ぶんだら節と関係?
バスピンを開発したのは、北原社長の義理の父、雄一さんです。実は雄一さんは、♪つれもってこいこい♪でおなじみの『ぶんだら節』をはじめ、岡崎小学校や木本小学校の校歌などの作曲者でもあります。
現在はバスピンの楽しさを広めようと、ファンが集まって月2回、練習会を美園商店街で開いています。のぞいてみると、「あー、惜しい!」「やったー、入った!」と大盛り上がり。グループ代表の前山不二信さんは「ゴール穴に入った時の気持ちよさを子どもたちに知ってもらいたいですね」とにっこり。
前山さんたちは小学校や様々なイベントに台を持って行き、体験会を開いています。見かけたらぜひチャレンジしてくださいね。
バスピンをしたい!
◆バスピンDEまちづくり実行委員会主催の練習会◆
毎月第1・3火曜午後7〜9時、美園商店街のわかやまNPOセンター2階。だれでも参加できますが、子どもは保護者同伴で。無料。
◆バスピン祭り◆
9月25日(日)午後1時半、美園商店街のレンジャーズバー。バスピン愛好家のミュージシャンによるライブの後に大会。2000円、当日2500円。
◆体験コーナー◆
11月19日(土)、ビッグ愛であるふれあい人権フェスタと20日(日)の和歌山大学祭で体験できるよ!
※いずれも詳細は「バスピンDEまちづくり」フェイスブックページで確認してね。
(ニュース和歌山2016年9月14日号掲載)