医療系総合大学へスタート

 今月開学した和歌山県立医科大学薬学部の開設式と入学式が4月6日、県民文化会館で行われた。宮下和久学長は「近畿の公立大学で初めて薬学部を設置し、本格的に医療系総合大学としてスタートする。みなさんと新たな未来へチャレンジしていきたい」と語った。

 入学式は医学部、保健看護学部と共に開かれた。薬学部代表として登壇した御坊市の青木裕也さんは「地域医療に力を入れると聞き、薬学部を選んだ。まずは和歌山から、そして国際的な医療人になれるよう、知識を蓄えていく」。兵庫県出身の森田萌々夏さんは「新しいキャンパスで学べるのはぜい沢でうれしい。まだ1期生しかいないので、横のつながりを大事にしたい」と希望に胸を膨らませていた。

 1期生100人は今後、同市七番丁の新キャンパスで、薬剤師や研究者を目指し、6年間学ぶ。

写真=大学関係者と薬学部の1期生が並び記念撮影

(ニュース和歌山/2021年4月10日更新)