メッセージ幕開けに込め

総合開会式部会長
中川昴さん

 ついに7月31日㊏、紀の国わかやま総文が始まります。残念ながら和歌山市のビッグホエールで開催する総合開会式は一般観覧できませんが、テレビや動画配信でご覧いただけます。式典では、国や性別、年齢に関係なく未来に羽ばたく様子を、ピアノ、バイオリン、和太鼓などの演奏と、創作ダンスや朗読で表現します。

 自然災害や新型コロナウイルスなど、数多くの困難を、一人の力ではなく仲間と共に乗り越えようとのメッセージを込めました。2年以上話し合いを重ね、このメッセージをいかに皆さんに伝えるかを考え、思い描いている舞台に仕上げました。

 写真のスライドと生徒の朗読、吹奏楽の演奏を合わせたエルトゥールル号遭難事件の物語にも注目してほしいです。私たちの思いを凝縮した開会式で元気を届けます。

 

和歌山らしさ壮快にアピール

 開会式終了後にけやき大通りで行うパレードで、出演者や中継を見て頂く皆さん、全国から集まる方々に地元の魅力をアピールする演出などを考えてきました。

パレード部会長
宮本ましろさん

 テーマの「芽吹く若木の息吹 未知の可能性を乗せて」をもとに、自然豊かな和歌山を表現するため、黄緑を基調に若葉の模様を付けたプラカードを作りました。また、色とりどりの模様がきれいな、紀州手まりをあしらったパンダ型の可愛い出発ゲートは見どころです。平安時代の衣装を身にまとった生徒企画委員会メンバーが、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を歩く「蟻の熊野詣」を再現します。

 壮快かつ力強いパレードを楽しみにしてください。

写真=昨年10月のプレ大会パレード。本番はさらに華やかな行列になります

(ニュース和歌山/2021年7月24日更新)

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