マエオカさんがよもやま話
枝曾丸さんは落語「河童女房」

 ニュース和歌山で「妖怪大図鑑」を連載する漫画家のマエオカテツヤさん(写真上)、落語家の桂枝曾丸さん(同下)による「妖怪寄席」が4月29日(日)午後6時半、和歌山市和歌浦中の純喫茶リエールで開かれる。マエオカさんは「枝曾丸くんとの二人会は久々で、テーマを妖怪にしぼって行うのは初めて。老若男女問わず、妖怪の存在を感じ楽しんで」と呼びかける。

 連載で紹介したイラストを展示中の同店で行うイベント。マエオカさんは「妖怪よもやま話」と題し、和歌山に昔から伝わるもの、近年目撃された妖怪たちをユーモアたっぷりに解説する。即興で描く「妖怪画ライブペインティング」もある。

 一方、枝曾丸さんが披露するのは、マエオカさん作の落語「河童(かっぱ)女房」。ある男が近所にある屋敷の掃除を手伝っている時、不思議な干物を見つけた。これで一杯やろうと持ち帰ったが、その干物、雨もりの水を吸うと、絶世の美女にもどった。男と美女の奇妙な生活が始まり…。

 枝曾丸さんは「設定がユニークで、笑える部分もありながらの人情ばなしです。家族を思い、人間の世界で暮らす河童を通して、人としてどう生きるのか、思いを巡らせてもらえれば」。

 特製妖怪ワッフルと飲み物付きで3000円。希望者は同店(073・499・8698)。

 なお、同店での「妖怪大図鑑展」は5月7日(月)まで開催。4月11日(水)からの後期は、和歌山市とその周辺の妖怪を中心に約30点を展示。期間中、和歌山を代表する一つ目の妖怪「一本ダタラ」をイメージし、ワッフルやアイスクリーム、チョコムースなどで作った特製スイーツも販売。午前10時(土日祝は9時)~午後5時。火曜休み。

(ニュース和歌山/2018年4月7日更新)