身体を動かす際のくせを取り除き、楽に動かせるよう働きかける「シンプルラーニング」の指導者資格を、サービス付き高齢者向け住宅、福徳の里(和歌山市梶取)の施設長、北口隆さんが取得した。県内初で、「介護を受ける人が動けるようになれば、介護者の負担が減る。楽にできる一つの方法として知ってもらい、介護業界を明るくしたい」と語る。

北口さん シンプルラーニング指導者に

 介護福祉士の北口さんは、加齢と共に無理な動きができなくなる高齢者を見てきた。リハビリでは、マニュアルに書かれた動かし方を繰り返すが、改善しない人もおり、6年前からシンプルラーニングを学んできた。

 シンプルラーニングは、関節の可動域を広げたり、筋力を鍛えたりするリハビリとは異なる。まず、本人の身体にふれ、骨や皮膚の微妙な動きを分析。姿勢や歩き方、重心の取り方など、無自覚のくせを見つけ、適切な動き方を提案する。日本シンプルラーニング協会が今年から認定制度を設け、現在指導者は国内に8人いる。認定を受けると、介護する人やされる人向けに講座を開くことができる。

 北口さんは「自分に合った動かし方を習得すると、同じ痛みが再発する可能性が低い。身体の使い方を学び直す機会を提供します」と意気込む。

 詳細は「和歌山ケアとふれあい研究所」HP

写真=本人の身体を分析し、くせを見つける北口さん

(ニュース和歌山/2018年10月13日更新)