人気呼ぶ手形・足形アート

 手形が花やチョウ、足形がウサギやひよこに──。赤ちゃんの手や足にインクをつけて紙に押し、その形を様々なものに見立てて作品に仕上げる「手形・足形アート」が全国的に広まっている。子どもの成長をかわいらしく記録できることから人気で、講師資格を持つ和歌山市の道上美和さんは「子どもは日々、大きくなっていきます。今しかない手形、足形をちょっとした工夫で愛らしく残してほしい」と笑顔を見せる。

 道上さんは全国の手形アート指導者が所属する「petapeta─art」の講師資格を持ち、不定期でワークショップを開いている。手形や足形にペンで顔を描いたり、簡単な装飾を加えたり。ワークショップではそのコツを指導する。

 装飾用にマスキングテープを使ったオリジナルシールを手作りし、準備する。「装飾は自分で作っていただくこともできますが、小さなお子さんを連れているとなかなか大変。ハサミを使わず、簡単に彩れるようにと考えました」

 参加者からは「子どもがかわいいうちに残せて良かった」「家でもやりたい」と反応は上々だ。1歳の娘と参加した前田友吏江さんは「マスキングテープで作ったシールを用意してくれているので、絵が苦手な私でもかわいく仕上げられ、家族にも好評でした」とにっこり。

 ワークショップの予定はHP「ぱすてるまかろんmiwa」で。

写真=色とりどりのスタンプを使って作品づくり。右が道上さん

(ニュース和歌山/2019年11月2日更新)