児童文学作家 たかだゆき子さん

 相手を思いやる気持ちや優しさを心の中に育むことは命を尊び、守っていくことにつながる──。そう思って絵本制作や読み聞かせの活動を続けていますが、新型コロナウイルスが世界で猛威を振るう状況を目の当たりにし、強く〝思いやり〟の気持ちが大事だと実感しています。

 コロナに感染してしまった人、感染しなかった人、必要なのはその人の立場になって、言葉をかけ、行動することです。先日出版した『ゆうきとえがお』は思いやりを心に育んでほしいと書いた一冊。出版イベントができなかったので、これから動画で気持ちを伝えていければと計画しています。引き続き、感染予防に努め、毎日を過ごしましょうね。

(ニュース和歌山/2020年5月23日更新)