峯本雄貴さん 庭にステージ

 和太鼓奏者、峯本雄貴さんが紀の川市赤尾198─1の自宅に設けたウッドステージで8月9日㊐、初めてライブを開く。「毎年、何かおもしろいことを地域に発信していく、その第一弾。自然の中で音楽と人がつながる空間を目指します」と目を輝かせる。

 和太鼓ユニットOTO座の一員として2009年にアジア5ヵ国で演奏。13年には和歌山を拠点とする和太鼓集団IKORAを結成した。作曲にも精力的で、紀州や侍魂をテーマにしたオリジナル曲が10曲以上ある。

 昨年、独立を機に同市へ拠点を移しソロ活動を開始した。秋には同市文化祭で和太鼓を演奏。心と体に響く迫力の音とリズム、空手の形を取り入れたバチさばきに見入る観客の姿に、伝統芸能を伝える意義を感じた。

 今年3月、地域交流の場にと自宅の庭にウッドステージ「グリーンガーデンいこら」が完成。移住を歓迎してくれた地域への披露を兼ね、イベントを企画したが、新型コロナウイルスの影響で延期になっていた。「単純なリズムの和太鼓だからこそ、人を元気にし、また笑顔にさせるパワーがある。皆を鼓舞する演奏をしたい」

 午後5時半開催。和太鼓、篠笛、ドラ、鈴による『コキリコ節』のアレンジ曲を披露する。和太鼓に触れる時間も。無料。雨天中止。詳細はメール(yuukiminemoto@gmail.com)かHP「OFFICE SAMURAI」

(ニュース和歌山/2020年7月25日更新)