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 和歌山大学附属小学校の児童がレシピを考案し、コンビニエンスストア大手のファミリーマートが販売する「わかやまポンチ」の第6弾が11月3日(火)、関西の約2100店で発売される。子どもたちのアイデアを生かし、県産フルーツを使ったコンビニスイーツで「果樹王国和歌山」を県外に発信する。

 わかやまポンチは、県や飲食店経営者らが連携し、2009年に全国わかやまポンチ協会を発足。県産の果物や梅の甘露煮かシロップ漬けを使うのが条件で、県内の飲食店のデザートメニューとして普及を進める。

 附属小は10年からファミリーマートのわかやまポンチづくりに参加している。今年は4年A組の児童が出したアイデアを元に、ファミリーマートが商品化。今回はいちごミルク味のプリンとハッサクムースの2層に分け、ホイップクリームと黄桃、みかん、梅ゼリー、ビスケットをトッピングし、さわやかな酸味と、やわらかな口溶けに仕上げた。

 発売に先がけ、10月26日に同小で試食。黒田かれんさんは「梅ゼリーに生クリームが意外に合う。これなら売れそうだし買いたい」、郡司壮基(まさき)くんは「提案した時はレモンのムースだったが、完成品はハッサクになった。この方が味のバランスがよくなった」と喜んでいた。

 11月6日(金)には、県庁正門前店と和歌山ロイネット店で児童が店頭販売に挑戦する。30日(月)まで販売。268円。

(ニュース和歌山2015年10月31日号掲載)