9月第3月曜は「敬老の日」。紀の川市南中の池田小学校を昭和30年(1955年)に卒業した、現在74、75歳の同級生たちが14年間にわたり、原則毎月、温泉や食事を楽しむ交流会を重ねている。今月29日開催分で157回。幹事の松塚一郎さんは「毎月、メンバーの元気な顔を見られるのが何よりです。200回まであと4年ほど。みんな元気だから、続けられると思います」と笑顔を見せる。

 交流会が始まったのは2003年1月。それ以前も時々、同級生同士集まる機会はあったが、前年の02年、定年退職し、東京から戻った松塚さんが幹事を任され、毎月1回の開催となった。会の名は小学校を卒業した年から「池田30(さんまる)会」。現在、男性15人、女性7人が所属する。

 当初はメンバーの運転する車に乗り合わせて出かけていたが、60代中ごろから送迎サービスのついた県内の温泉施設へ。ほぼ毎月、堺市から参加する安井英子さんは「気の合う仲間でお風呂に入って、お料理を楽しみながらとりとめのない話をするのが楽しいですね」。

 松塚さんは「奇をてらったことをしていないのが長続きの秘けつかも。午前10時に出発し、帰ってくるのは午後3時か4時ごろ。家事に追われる女性陣も参加しやすい」。井上直樹さんは「参加できること自体が健康のバロメーター。わいわい言いながらお互いの健康を確認し合っています。今も『○○ちゃん』『△△ちゃん』とちゃん付けで呼び合えるこの会をできるだけ続けたい」と願っている。

写真=今年5月、花圃の里(かつらぎ町)で。集合写真撮影は欠かさない

(ニュース和歌山/2017年9月16日更新)