海南市観光協会 ユーチューブに公開

〝お菓子の街・海南市〟のPR曲『しあわせの味』に合わせて小中学生が踊るミュージックビデオがこどもの日の5日、ユーチューブで公開された。製作した市観光協会お菓子部会のリーダー、野田智也さんは「菓子の神様、田道間守(たぢまもり)をまつる橘本神社が下津町にあることを、地元の子どもたちにダンスを通して知ってもらい、さらに全国へ発信したい」と話している。

 お菓子部会の前身、鱧の街・菓子の街海南プロジェクト実行委お菓子グループが地元活性化のため、2015年に活動開始。その一環で、市内の子どもたちから歌詞を募り、関西で活動するシンガーソングライター、ayahoさんと前田琴音さんのユニット「あやこと」が仕上げ、昨年8月に『しあわせの味』が完成した。

 続けて、この曲を使ったダンスを企画。同市が鈴木姓発祥の地でもあるのにちなみ、タレントでダンサーのパパイヤ鈴木さんに振り付けを依頼した。撮影は、橘本神社や藤白神社、大崎港など、同市の10ヵ所で実施。ダンスはオーディションで選ばれた小中学生6人が披露する。その一人、西浜中1年の山田哲也さんは「人を笑顔にしたいとの夢があり、応募しました。見た人が自然と笑顔になれる曲とダンスです」とにっこり。

 動画はユーチューブで「しあわせの味」を検索。踊り方を教える「ダンス指導編」もある。

写真=田道間守が常世の国から持ち帰った橘を最初に植えた六本樹の丘(下津町)でも撮影

(ニュース和歌山/2022年5月14日更新)