和歌山を歌であふれる街にと、和歌山市の食品加工業、フーズファイルが「わかうたコンテスト」を初開催する。第1回のテーマは「給食」で、河村誠専務は「音楽文化と食文化をつなげ、より魅力的な街にしていきたい」と熱を込める。

 学校に給食食材を卸す同社は、2020年から「わかやま給食グランプリ」を開く。コロナ禍でエンターテインメント業界が打撃を受ける中、子どもたちが音楽に触れたり、歌ったりする機会が減ったと感じた河村専務は、地元シンガーの藪下将人さんらとコンテストを開くことにした。

 募集するのは歌詞がついた5分以内の曲。河村専務は「料理している時に思わず出てしまう鼻歌のように素直な気持ちにリズムをつけたものや、友達や家族で作ったもの、給食の思い出など、気軽に挑戦して」と話す。

 プロ、アマ問わない。参加無料。申し込みは9月30日までに「フーズファイル」HPでダウンロードできる用紙で。審査を通過した10組が11月19日㊏、和歌山市北新のGATEでの決勝大会に挑む。最優秀賞曲は県内各学校で給食時に流れる予定。詳細は同社(073・422・3600)。

(ニュース和歌山/2022年8月27日更新)