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 ◆外科

楽クリニック 藤田 定則 院長 

 

 

 A.   脱腸は、足の付け根のおなかの壁が弱くなり、袋状にふくらむ病気です。症状が進むと、その部分に脂肪や腸などの臓器が入り込んで、飛び出てきます。放置しておくと、少しずつふくらんでいる部分が大きくなってきます。

 脱腸帯は、脱腸のふくらみを押さえるバンドです。使用している間は脱腸は押さえられ出てきませんが、はずすと飛び出てきます。痛みなどの症状が無いために長年、脱腸帯をつけている方もいます。脱腸帯は根本治療ではありませんので、治療をしない場合は、生涯着用が必要となります。

 脱腸の治療は手術が原則です。初期の脱腸であれば日帰り手術が可能で、現在では、約1時間ほど眠っている間に終わります。特に強い痛みや不快感がなければ、手術後数時間で帰宅することができます。

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 ただし長年放置し、癒着するなど症状がひどくなると手術が難しくなります。早めに外科の先生に相談し、治療を受けられることをお勧めします。

(ニュース和歌山2015年10月24日号掲載)