堀江弘子さん宅のサロン盛況

 ちぎり絵作家の堀江弘子さん(79)が和歌山市松江北4─5─22の自宅で開く折り紙サロンが盛況だ。「ちぎり絵より気軽に始められ、夢中になる人が多い。高齢者の生きがいの場になってくれれば」と話している。

 数年前から月1回、百人一首やお手玉の会を開き、集いの場を提供する堀江さん。昨年8月、折り紙サロンを始めたところ、近所から毎回10人ほどが集まる人気で、季節の花、宝箱、くす玉などを製作する。先生は決まっておらず、その時の課題が得意な人が指導。複雑な折り方の場合は動画サイトを参考にする。

 12月はクリスマスリースに挑戦中で、グラデーションがかかった赤と緑の折り紙で作ったバラが作業台を彩る。近所に住む児玉ハマ子さん(76)は「みんなでワイワイできるので、嫌なことを忘れられます。作ったものを入院中の人に持って行ったら、ベッドの脇が明るくなると喜ばれました」と笑顔を見せた。

 堀江さんは「折り紙は手先と想像力、記憶力を使います。熱中でき、楽しく、頭の体操になります」と勧めている。

 次回は来年1月29日㊌午後2時。

写真=仲間と折り紙を楽しむ堀江さん(右)

(ニュース和歌山/2019年12月11日更新)