2021年2月20日に紹介した岡口門前の石碑を岡公園側から見ています。

 埋め立て前の三年坂堀にはハスが繁茂しています。堀に沿って点在するクロマツはまだ細く低く、これも時代の積み重ねを感じさせます。

 松田茂樹さんの『和歌山城史話』によると、和歌山城の創築当時は三年坂堀と東堀はつながっていて、岡口門前には木橋が架かっていましたが、浅野時代に埋め立てられて現在見るような陸続きとなったことが紹介されています。概ね大正中ごろの光景と思われます。

写真=石碑前に茂ったクスノキで岡口門もお城も見えない

 紀国堂=和歌山市ト半町38、県建築会館一階=店主、溝端佳則さんのコレクションを紹介します。

(ニュース和歌山/2021年3月6日更新)